AIは人材育成に活用できるか?

 2020.03.02  大場美智子

昨今、人材開発のジャンルもデジタル化が進み、従来の集合研修から、eラーニング、マイクロラーニング、モバイルラーニングといった、よりクイックで、コンパクトな新しい手法へと移行しつつあると言われています。皆さんのセンターではいかがでしょうか?

先日、とあるイベントで、はじめてAIからフィードバックをもらうという体験をしました。
簡単な自己紹介をすると、AIが私の声や話す内容、表情やジェスチャー等を5段階のスコアで判定してフィードバックしてくれるのですが、当初、機械的(非情)なフィードバックを想像し抵抗感を感じていた私は、良い意味で予想を裏切られました。

「明瞭な話し方ですね。話すスピードに緩急をつけるとさらに良くなります。」
「もっとアイコンタクトを意識しましょう。笑顔で話すとさらに良いですよ。」

不思議とフィードバックは額面通りといいますか、素直に受け入れることができました。もしかすると、相手がAIでなかったら逆に「え?私ってそんなに早口?」とか「表情が暗いって言いたいのかしら?」とネガティブに捉えたかもしれません。しかも、フィードバックを参考に何度かリトライするとスコアも上がってくるので、達成感を感じ、フィードバックをもらえることが楽しいとすら感じるようになっていきました。

学習した内容を成果(パフォーマンス)につなげるためには、何度も繰り返し練習をするだけでなく、タイムリーなフィードバックが欠かせないと言われますが、まさにその通りだと思います。しかし、多くのセンターにおける人材育成の現場では、トレーナーやSVが多忙を極め、意図せずフィードバックやコーチングが後手に回る、ということが往々にして発生します。そんなとき、AIが人間に代わってフィードバックしてくれたら・・・?今回の体験をするまでの私なら「AIにやらせるなんてとんでもない!」と言っていたかもしれませんが、今は・・・十分ありだと思います!
既にAIによるコーチングは、スポーツや介護、ビジネスコーチングの現場で活用されつつありますが、次世代の人材育成手法として、センターにおいても、当たり前に活用される時代が、すぐそこまで近づいているのかも知れませんね。

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